福田メタルのエッジテーパースリット加工

スリット加工もテーパー加工も タブリード材への
エッジテーパースリット加工は
福田メタルにお任せください

タブリード材とは?

タブリード材とはEV(電気自動車)電池用のパウチ型電池に用いられる素材です。
タブリード材は自動車向けに電池容量を増やすために板厚が厚くなる傾向があり、厚みにより生じたシーラントフィルムの溶着部分の隙間から、電解液の液漏れが発生するという問題が起きます。

そこで当社が開発したのがタブリード材へのエッジテーパースリット加工です。
材料の両エッジ部分にテーパーを付けてシーラントフィルム溶着することで、隙間を無くし、液漏れを防ぎます。

当社ではスリット加工と併せてテーパー加工をおこなうことができるため、品質+コストの両面でメリットをご提供します。

一般的なタブリード材はタブとシーラントフィルムの溶着部分の隙間から、電解液の液漏れが発生しやすくなっています 福田メタルのエッジテーパースリット加工はタブとシーラントフィルムに隙間がなく、液漏れしにくい構造です

technology 福田メタルの加工技術

タブリード材へのエッジテーパー加工には従来3つの方法がありました。

01片側圧延

片側圧延は母材にスリット加工を施した後、片側ずつ、2〜4面に対して片側圧延(エッジテーパー)加工を行います。その後洗浄、焼鈍を行って製品となります。
工程数が多いため生産性が悪く、全体として費用が高くなりがちです。
また、エッジ部分の形状が安定せず、タブリード材とシーラントフィルムの溶着部分に隙間が生じやすく、電解液漏れの懸念が残ります。

02全面圧延

全面圧延は母材にスリット加工を施した後に圧延加工を行い、その後洗浄、焼鈍を行って製品となります。
片側圧延に比べてエッジ部分の形状品質は良い傾向にありますが、工程数が多いため、生産性が悪く、費用も高くなります。
また、こちらも片側圧延に比べるとエッジの形状は良い傾向にありますが、それでもやはりタブリード材とシーラントフィルムの溶着部分に隙間が生じやすく、電解液漏れの懸念が拭えません。

03切削

切削は母材を切削後に洗浄、焼鈍を行って製品となります。
工程数が少なく、生産性が高いメリットがありますが、歩留まりが悪く、費用が高めなのが難点です。
また金属粉などのコンタミ混入の恐れがあります。

福田メタルのエッジテーパースリット加工

福田メタルでは、長年培ったスリット加工の技術を用い、スリットとエッジテーパーを一つにしたエッジテーパースリット加工を開発。洗浄や焼鈍の工程が必要なく、工程数が少ないため、費用の面でも生産性の面でも従来品より優れています。

また、圧延処理に比べてもテーパーし始めのバリや膨らみがなく、タブリード材とシーラントフィルムの溶着部分に隙間が生じにくいため、電解液の漏出懸念も抑えられます。

従来のテーパー加工

  • 上下左右にばらつきが出る
  • 厚みが均一でない
  • テーパーの始まりに膨れが生じる

福田メタルのエッジテーパースリット加工

上下左右にばらつきがなく、均一な仕上がり

従来の加工方法との比較

エッジテーパー
スリット加工
片側圧延全面圧延切削
工程数1工程6工程3工程2工程
生産性
歩留り
費用
電解液漏れへの対応×××
テーパー加工精度××※工程になし
コンタミ混入×
※それぞれの加工工程
[片側圧延] 母材 → スリット → 片側圧延(エッジテーパー)2面~4面 → 洗浄 → 焼鈍 → 製品
[全面圧延] 母材 → スリット → 圧延(エッジテーパー) → 洗浄 → 焼鈍 → 製品
[切削] 母材 → 切削 → 洗浄 → 製品
[エッジテーパースリット加工] 母材 → エッジテーパースリット → 製品

スリット+テーパー加工を1工程化!

安定した品質と
高い量産性

短納期対応
横持運賃の改善

一元管理による
高い品質管理体制

  • 圧延加工と比較して、テーパーし始めのふくれがない
  • 切削加工と比較して、金属粉などのコンタミ混入がない

quality 福田メタルの品質管理

品質方針

当社は非鉄コイル材のスリット加工において、製品(物、サービス)の質、業務の質を高め、顧客満足の充足を図ります。
私たちは、常にお客様のニーズを的確に捉え、それに確実にこたえます。また法律・規制を遵守し、継続的な改善を行ってまいります。

品質への取り組み

当社は、毎年品質に関わる目標を主軸として、品質に関わる設備、治工具、作業環境、及びQC改善活動に全社員一丸となり取り組んでおります。

管理体制

品質保証部を中心に、工程管理、品質検証、品質改善の3事項の観点から、作業標準の整備、OJT教育、設備管理、是正管理に注力しております。

  1. お客様視点で品質を追求し安心を支える品質確保に努めます。
  2. 協力会社と共に、未来を見据えた常に新しい情報を集め最善の機械、治工具を使用し高い加工精度の維持向上を追求します。
  3. 品質管理・品質保証体制の維持向上に努め、品質向上活動に継続的に取り組みます。

設備

設備に関しては、出来るだけ再現性を確保し、加工品質の安定を図るべく、機械的改善を機械メーカーと協力し進めており、治工具に関しては、設備に追従した現場サイドからの声を反映し、より現場主体な整備改善に取り組んでおります。

幅曲がり測定機とデータベース管理による製品検査

スリット検査後の従来手作業で行っていた品質検査に、幅曲がり測定機を導入して厳正な検査を実施しております。本システム導入により、従来では不可能だった1/1000mm単位の誤差まで正確に検査でき、より高品質の製品をお客様へお届けする事が可能となりました。

【幅・曲がり計測器(キーエンス製)】

従来では不可能だった1/1000mm単位の誤差まで正確に検査。パソコンと連携させ、データをダイレクトに入力し簡単な管理を行い、高精度で正確な検査結果を迅速に提供します。

パソコンと連動した計量測定システム

品質検査後の合格品の計量ラベル発行、計量リスト、梱包明細書の発行も計量システムの導入により、より厳正に且つ効率的に行っています。 本システム導入により、より正確、迅速に梱包・出荷までの作業を一貫して行うことができます。

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    福田メタルについて

    ホームページを見る >
    社名株式会社 福田メタル
    代表者代表取締役 福田好文
    所在地〒336-0975 埼玉県さいたま市緑区大字代山705-1
    設立1994年5月10日
    創業1994年6月30日
    取引銀行 青木信用金庫/南平支店
    みずほ銀行/川口支店
    武蔵野銀行/川口支店